
8月24日に開催される「電子自治体構築セミナー」に、以下のプレゼンテーション及びブース展示を行います。
1.プレゼンテーション
・学校等における安全・安心マップ「スまっぷ」
・「市民生活支援システム」g-コンテンツサービスシステム
・地域情報プラットフォーム、電子自治体システムの技術動向と技術支援について
2.ブース展示
・学校等における安全・安心マップ「スまっぷ」
・「市民生活支援システム」g-コンテンツサービスシステム
・本NPOの技術支援業務について
【電子自治体構築セミナー 開催概要】
日時:
平成22年8月24日(火) 午前10時から午後4時
会場:
レイクビュー水戸
内容:
企業会員による電子自治体関連製品・技術のプレゼンテーション
及びブース展示(相談用スペースも併設)

昨日、平成22年6月15日13:20より、茨城大学インフォメーションセンター(水戸、三の丸)301会議室において、本NPO法人の平成22年度通常総会及び特別講演が開催されました。
通常総会は、本NPO法人の安原一哉代表理事が議長に選任され、昨年度の事業報告、決算報告(監査報告)、定款の一部変更、平成22年度事業計画について審議されました。
また、最後に今年度は役員改選の時期にあたりますので、新たな役員についての議案が審議されました。
会員の皆様からは、これらの提出された議案全てについて了解をして頂き、会は滞りなく終了しました。
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通常総会の後、次の二つの特別講演が開催されました。
(1)「茨城県行政情報ネットワーク共通基盤システム」 茨城県 企画部情報化統括監 前田 正文 様
(2)「ネットワークセンシング:都市・人」
東京電機大学未来科学部情報メディア学科教授 戸辺 義人 様
最初の講演「茨城県行政情報ネットワーク共通基盤システム」については、前田様より、県の情報システムのこれまでの課題を、どのような考え方で最適化を図っていったかということについて、お話をいただきました。
そこでは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の考え方に基づき、地域情報プラットフォーム仕様に準拠した共通基盤システムの構築、サーバーの仮想化技術の導入など、最新の情報通信技術を取り入れ、県全体の情報化が無駄のない形で最適化されていることがよく分かりました。
また、情報システムの最適化のためには、単にコンピュータシステムのことだけを見直すのではなく、人間系の業務のありかたから見直していくことが必要とのお考えには、私たちNPOがこれからGISを普及させていく上でも受け止めるべき貴重なご示唆であると思います。
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「ネットワークセンシング:都市・人」のご講演では、電機大学戸辺教授より、館林市での実験を例として、市内各所に張り巡らされた温度センサーにより、館林市市内の温度分布状況などをリアルタイムでとらえることにより、地域の環境改善に役立てようとする取り組みの現状と今後の課題等についてお話しいただきました。
コスト面での課題などあるようですが、都市の状況を可視化するという意味ではこれまでにはない新しい取り組みとして注目できると思います。
特に、私たちGISを専門とする者にとっては、場所、時刻、その場所の状況をリアルタイムに取得するということは不可欠の技術ですので、興味深くお話をお聞きしました。
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以上、昨日行われました平成22年度通常総会と、特別講演についてご報告いたします。

3月16日、東京の全国町村会館でGIS交流会が、国土交通省国土計画局主催、GIS総合研究所いばらき他の共催により開催されました。
本交流会において、私たちNPO法人「GIS総合研究所いばらき」は、地理空間情報の普及を推進する地域の中核的な組織として、茨城県内における活動事例「通学路の安全まっぷ」について報告させて頂きました。
このGIS交流会の様子が、ニュース記事として、本日(3月19日)の日本工業経済新聞茨城版朝刊に掲載されましたのでここに紹介いたします。
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去る2月12日、常陸大宮市山方小学校では、昨年に続き、今度は4年生及び5年生を対象に、"スまっぷ"の授業が行われました。
"スまっぷ"を利用して、学校と自分の家の位置を地図上で確認し、通学路やその周辺での危険な場所を登録してもらうという授業内容で行われました。
ほとんどの子どもたちは、インターネットの地図を利用するのは、初めての体験でしたが、楽しそうにパソコンを操作していたのが印象的でした。
生徒の一人は、通学路の途中に空き家があって、誰かが潜んでいるかもしれないので、注意した方がいいと思い、空き家の場所に不審者に注意のマークを付けました。
授業の最後には、何人かの生徒に、登録した危険個所について教壇で発表してもらいました。
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私たちNPOとしては、これからも、積極的に地域に"スまっぷ"を普及し、地図を使うことで、子どもたちが自分たちが住んでいる地域のことに、少しでも関心が持ってもらえるように、努力していきたいと考えています。

l去る12月1日、常陸大宮市山方南小学校で、6年生をを対象に、わたしたちNPOが推進している「通学路の安全まっぷ(通称"スまっぷ")」を活用した授業が行われました。
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この授業は、GIS総合研究所いばらきが、同小学校に働きかけ実現したもので、通学路の危険個所を子どもたちひとりひとりが自らパソコンを操作してインターネットの地図に登録しました。
登録された危険個所は、即座に地図に表示されクラス全員で共有できることから、子どもたちからは、「こんなに危険個所があることにびっくりした」とか「パソコンで航空写真を見ながら自分たちの住んでいる地域をみるのはたのしかった」など、感想を述べていました。
地図を見ながら、通学時などにおいて、どんなところに注意が必要かなど、子どもたち自ら考え、地域の場所による違いを学ぶという学習効果を高めるために、"スまっぷ"が役に立つということが実証できたと思います。
また、当日は授業参観日で、多くの保護者も子どもたちと一緒に、"スまっぷ"の画面を覗き込み、親子で会話しながら危険個所を登録していました。
危険個所について、このような親子でのコミュニケーションができたということも、保護者の地域の安全に関する意識が高まったいう点で、予想外の副次効果があったと思います。
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